イオンバイクは自転車業界を変えるか？

ここ数カ月、雑誌『サイクルスポーツ』に
毎回掲載されている広告があります。

「イオンバイク」の求人広告です。

そう、あの小売業の雄イオングループの自転車ショップ。


僕は「イオンバイク」を知らなかったけど
どうやらイオンの店舗内にある自転車ショップなんですね。

今現在でも全国に172店舗もある。

すごいな。



でも実はこのイオンバイクの求人広告に
衝撃的なメッセージが小さく掲げられている。

「イオンバイクは2015年度末までに1000店舗を目指しています」

というメッセージ。

これって凄くないっすか？？

1000店舗ですよ！？

イオンさん、マジ？



イオンといえば日本一の売上高を誇る小売グループです。

莫大な資本力や流通網、そして既に構築されている全国の既存店舗など、
イオンは最大限スケールメリットを活用してくるはず。

どーなんだろ。

今のところはイオン店舗内の出店がほとんどらしいので
そうなるとファミリー層がメイン顧客になりますよね。

だからスポーツ自転車じゃなくて街乗り自転車。
要はママチャリなんかをメインに売るのかな。



まぁ街の自転車屋さんは厳しいでしょうね。

現在日本一の自転車屋さんの「サイクルベースあさひ」も
ファミリー層がメイン顧客だからヤバそう。

きっと社長さんは今頃戦々恐々としているはず。



ファミリー層を完全に捨てているプロショップとかは
比較的影響は薄いのかもしれないけど、
それでも1000店舗ってのは業界の形を歪めるほどの
インパクトがあると思うな。

1000店舗出店となるとイオン店内にとどまらないだろうし。



実際、かなり本気みたい。

2012年の9月21日にはイオンバイク株式会社という
新会社を設立しているし。

イオン店内だけじゃなくて新店舗も作っているみたい。

地方では既にテレビCMもうっているみたい。

こりゃマジだ。

イオンさん、本気で自転車業界制覇を目論んでいるっぽい。