「日本に住む外国人が思う日本の不思議」
みないな特集を見たんですね、テレビで。
その中に出てきた外国人の疑問の1つに、
「マンションやアパートにおける契約」がありました。
敷金とか礼金とか。
それって日本人の中でも「おかしいぞ!」という
意見は昔からあるので、まぁ納得というか
「そうだよね」って見てたんですけど、
「あぁそれもか」と思ったのが更新料でした。
アメリカ人の男性曰く、
「更新料を支払う意味が分からない。
長く住んでお金を払い続けているのに
何で更新料なんて必要なの?
逆にこちらにお金をくださいよ。」
というもの。
今まで疑問に思ったことがなかったけど、
言われてみたら納得です。
で、ふと思ったのは、
更新料に経済合理性はあるのか?ということ。
つまり、
更新料を廃止したほうが大家さんは儲かるのでは?
と思ったわけです。
僕も以前住んでいたアパートを
更新料のタイミングで引っ越しました。
2年前に姉の引っ越しを手伝ったけど
更新料が切っ掛けの引っ越しだった。
含めて周りの多くの友人たちの話を思い返してみたら
マンションやアパートの更新月のタイミングで
引っ越している人が多いです。
アパートやマンション経営で重要になるのは
空室率だと聞きます。
つまりです。更新料を設けることで空室率が上昇して
結果的に大家さんは損をするのではないか?という仮説です。
逆に言えば、更新料など無ければ住居者が引っ越す割合も低くなり、
収益性が改善するのではないかと思いました。
この件について、僕なりに検索してみたのだけど
答えらしい情報が見当たらなかったので
人生で初めて「Yahoo知恵袋」に質問してみました。
すると回答を頂戴しました。
現実は「引っ越す人<更新をする人」なので
更新料を設けたほうが儲かるんですよ。
というもの。
「引っ越す人<更新をする人」、これ意外でした。
それは前述したように、僕の周辺の人々の引っ越し理由の
半分以上は更新料が含まれていたからです。
ですがチョット考えてみたら納得です。
なぜなら、更新のタイミングで転居するにせよ、
必ずしも1回目の更新でもないですね。
例えば3回目の更新で転居したとしたら、
2回分の更新料は得ているわけですからね。
また、「実は不動産屋のための慣習なんです」
という意見も頂戴しました。
更新料は大家さんと仲介不動産屋さんと折半している
ケースが多いそうなんですね。
つまり、更新料は仲介不動産屋にとっては
貴重な収益源なわけです。
そして、不動産屋の最大の収益源は仲介手数料です。
つまり引っ越しが多ければ多いほど
不動産屋さんは儲かるわけです。
更新料をなくしたら空室率が改善するので
大家さんにとってはメリットはあるかもしれないけど
不動産屋さんにはデメリットしかないわけです。
だからYahoo知恵袋にもありました。
「大家さんは更新料なしでOKって言っているのに
不動産屋がそれを許さない。」
みたいな。
アパートやマンションの更新料は
大家さんというより不動産屋の為にある
制度なんですね。
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